「外貨預金を始めてみたいけれど、最低いくら必要なの?」
外貨預金に興味があっても、まとまった資金が必要だと思っている人は少なくありません。しかし、銀行によって最低預入金額は異なり、少額から始められる外貨預金もあります。
特にネット銀行では、少額から外貨を購入できるサービスが用意されているケースがあります。
この記事では、外貨預金の最低預入金額について解説するとともに、銀行を比較するときのポイントや、少額から外貨預金を始めるメリット・注意点を紹介します。
外貨預金の最低預入金額とは?
外貨預金の最低預入金額とは、外貨預金を始めるために必要となる最低限の金額です。
ただし、ここで注意したいのが、「日本円でいくら必要なのか」と「外貨でいくら預ける必要があるのか」は同じではないことです。
たとえば、米ドル外貨預金で最低預入金額が「1米ドル」と設定されている場合、必要な日本円は為替レートによって変わります。
1ドル=150円なら、
1米ドル=約150円
が目安になります。
一方、為替手数料などがかかる場合は、実際に必要となる日本円はもう少し多くなります。
そのため、外貨預金を比較するときは最低預入金額だけでなく、為替手数料や金利も一緒に確認することが重要です。
外貨預金は少額から始められる?
外貨預金は、銀行によっては少額から始められます。
「外貨預金=数十万円、数百万円が必要」というわけではありません。
たとえば、最低預入金額が1通貨単位であれば、米ドルなら1ドルから始められます。
ただし、最低金額が小さいからといって、必ずしもその銀行が有利とは限りません。
外貨預金では、
- 最低預入金額
- 為替手数料
- 預金金利
- 預入期間
- 外貨の種類
- 円から外貨へ交換するときのレート
- 外貨から円へ戻すときのレート
などを総合的に比較する必要があります。
外貨預金の最低預入金額を銀行別に比較
外貨預金の最低預入金額は銀行ごとに異なります。
特に比較したいのが、ネット銀行と大手銀行です。
一般的にネット銀行では、オンラインで少額から外貨を購入できるサービスが充実しています。
一方、大手銀行では商品によって最低預入金額が設定されている場合があるため、申し込み前に各銀行の商品条件を確認することが大切です。
銀行別に比較するときのチェックポイント
| 比較項目 | 確認するポイント |
|---|---|
| 最低預入金額 | いくらから始められるか |
| 為替手数料 | 円から外貨、外貨から円への手数料 |
| 金利 | 普通預金・定期預金の金利 |
| 預入期間 | 1か月、3か月、6か月、1年など |
| 取扱通貨 | 米ドル、ユーロなど |
| 取引方法 | インターネット、アプリ、店頭など |
| 外貨の利用方法 | 海外送金やデビットカードなど |
最低預入金額だけを見て銀行を決めるのではなく、実際にかかるコストまで確認することが重要です。
少額から始めやすい外貨預金のメリット
1.外貨預金を試しやすい
少額から始められる最大のメリットは、外貨預金を実際に体験しやすいことです。
いきなり100万円などの大きな金額を外貨に交換するのではなく、まず少額で為替レートの変動や外貨預金の仕組みを確認できます。
初心者にとっては、実際に取引してみることで、
「円高になるとどうなるのか」
「円安になるといくら利益が出るのか」
といった仕組みを理解しやすくなります。
2.為替リスクを抑えやすい
外貨預金には為替変動によるリスクがあります。
たとえば、1ドル=150円のときにドルを購入し、その後1ドル=140円になれば、円換算したときの価値は下がります。
最初から大きな金額を外貨に交換してしまうと、為替レートが変動したときの影響も大きくなります。
少額なら、為替変動による損益を抑えながら経験を積みやすくなります。
3.複数回に分けて購入できる
少額から始められる銀行なら、一度に全額を交換するのではなく、複数回に分けてドルなどを購入する方法もあります。
たとえば10万円を一度にドルへ交換するのではなく、
- 2万円
- 2万円
- 2万円
- 2万円
- 2万円
のように分けて購入する方法です。
為替レートが変動しても購入価格を分散できるため、購入タイミングを一度に集中させるリスクを抑えられます。
最低預入金額が低い銀行を選べばいい?
「最低預入金額が一番低い銀行を選べばいい」と考えるのはおすすめできません。
最低預入金額は、あくまで外貨預金を始めるための条件の一つだからです。
たとえば、
A銀行:最低1ドル、為替手数料が高い
B銀行:最低1,000円相当、為替手数料が安い
という場合、単純に最低預入金額だけではどちらが有利なのか判断できません。
外貨預金では、「いくらから始められるか」だけではなく、「いくらのコストで外貨を購入できるか」まで確認することが重要です。
外貨預金で特に確認したい「為替手数料」
外貨預金を比較するとき、最低預入金額とあわせて確認したいのが為替手数料です。
円を米ドルに交換するとき、銀行が提示する為替レートには為替手数料が含まれていることがあります。
たとえば、
1ドル=150円
という為替レートだけを見ても、実際の交換レートが同じとは限りません。
銀行によって手数料が異なるため、同じ10万円をドルに交換しても、受け取れるドルの金額に差が出ることがあります。
そのため、銀行比較では、
最低預入金額+為替手数料+金利
をセットで確認しましょう。
少額の外貨預金は「積立」との相性もいい
外貨預金を少額から始めたい人は、外貨積立を検討する方法もあります。
外貨積立では、毎月一定額の日本円を外貨へ交換することで、購入タイミングを分散できます。
たとえば毎月1万円を米ドルに交換する場合、為替レートが変動するため、毎月購入できるドルの数量は変わります。
円高のときには多くのドルを購入でき、円安のときには少ないドルを購入することになります。
一度に大きな金額を交換するのが不安な人にとって、積立は選択肢の一つです。
最低預入金額だけでなく「最低取引金額」も確認
外貨預金を比較するときは、「最低預入金額」だけでなく「最低取引金額」にも注意しましょう。
銀行の商品によっては、
- 外貨普通預金
- 外貨定期預金
- 外貨積立
で、それぞれ条件が異なる場合があります。
また、円から外貨へ交換するときと、外貨定期預金へ預け入れるときで最低金額が異なるケースもあります。
そのため、銀行の公式サイトで最新の商品条件を確認することが大切です。
少額の外貨預金に向いている人
少額から外貨預金を始める方法は、次のような人に向いています。
- 外貨預金初心者
-
外貨預金を初めて利用する人は、少額から始めることで仕組みを理解しやすくなります。
- 海外旅行を予定している人
-
海外旅行で米ドルなどの外貨を利用する予定がある人は、事前に外貨を準備する方法の一つとして外貨預金を検討できます。
- 為替変動が不安な人
-
為替相場が今後どう動くか分からない場合、最初から大きな金額を交換せず、複数回に分けて購入する方法があります。
- 資産を円だけで持つことに不安がある人
-
資産の一部を外貨で保有することで、円だけとは異なる値動きをする資産を持つことができます。
ただし、外貨預金にも為替リスクがあるため、資金をすべて外貨にするのは避けたほうがよいでしょう。
外貨預金を始めるときの注意点
- 元本割れする可能性がある
-
外貨預金は、預金だから必ず元本が保証されるとは限りません。
円に戻すときの為替レートによっては、購入時より円換算額が少なくなることがあります。 - 為替手数料がかかる
-
外貨預金では、円から外貨へ交換するときだけでなく、外貨から円へ戻すときにも為替手数料が発生する場合があります。
少額であっても、何度も交換するとコストが積み重なるため注意が必要です。 - 金利だけで判断しない
-
高金利の外貨預金を見つけると、金利だけで銀行を選びたくなるかもしれません。
しかし、高い金利でも為替手数料が高かったり、預入期間が限定されていたりする場合があります。
金利・為替手数料・預入期間をセットで確認することが重要です。
外貨預金の銀行選びで確認したい5項目
外貨預金を始める銀行を選ぶときは、次の5項目を確認しましょう。
- 最低預入金額
- 為替手数料
- 外貨預金金利
- 預入期間
- 外貨の使いやすさ
特に海外旅行などで外貨を使う予定があるなら、外貨預金から海外で利用できるデビットカードへの連携なども確認しておくと便利です。
まとめ|最低預入金額だけでなく総合的に銀行を比較しよう
外貨預金は、銀行によって最低預入金額が異なります。
少額から始められる銀行を選べば、外貨預金を試しながら為替変動や金利の仕組みを理解しやすくなります。
ただし、「最低預入金額が安い=有利な銀行」とは限りません。
銀行を比較するときは、
- 最低預入金額
- 為替手数料
- 金利
- 預入期間
- 取扱通貨
- 外貨の利用方法
などを総合的に確認しましょう。
特に初心者は、最初から大きな金額を一括で外貨に交換するのではなく、少額から始めたり、複数回に分けて購入したりする方法も検討できます。
外貨預金を始める前には、各銀行の公式サイトで最新の最低預入金額や金利、為替手数料を確認することをおすすめします。