海外旅行でクレジットカードとデビットカードを比較|違いやメリット・デメリットを解説

海外旅行のカード比較ガイド

海外旅行では、現金だけでなくカードを使って支払う機会が多くあります。

特に「クレジットカードとデビットカードはどちらが便利?」「海外旅行ではどちらを持っていけばいい?」「手数料はどちらが安い?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

クレジットカードとデビットカードは、どちらも海外で買い物や飲食店の支払いなどに利用できますが、支払い方法やお金の管理方法、利用できるサービス、海外利用時の手数料などに違いがあります。

この記事では、海外旅行でクレジットカードとデビットカードを使う場合の違いを比較し、それぞれのメリット・デメリットや使い分け方を解説します。

海外旅行ではクレジットカードとデビットカードのどちらが便利?

結論からいうと、海外旅行ではクレジットカードとデビットカードを1枚ずつ用意して使い分ける方法が便利です。

クレジットカードは、ホテルのデポジットやレンタカーなど、カードの信用枠を利用する場面に対応しやすいという特徴があります。
一方、デビットカードは利用すると原則として銀行口座から直接お金が引き落とされるため、使いすぎを防ぎながら海外で支払いたい人に向いています。
また、カードによって海外事務手数料や為替レートなどの条件が異なるため、「クレジットカードだから必ずお得」「デビットカードだから必ず安い」とは限りません。

海外旅行用のカードを選ぶ際は、海外利用時の手数料まで確認することが重要です。

クレジットカードとデビットカードの違い

まず、それぞれの基本的な違いを確認しましょう。

比較項目クレジットカードデビットカード
支払い方法利用限度額の範囲原則として口座残高の範囲
使いすぎ使いすぎる可能性あり管理しやすい
海外ショッピング利用可能利用可能
ホテル・レンタカー利用しやすい利用できない・制限される場合あり
ATMでの現金引き出し対応可能なカードあり対応可能なカードあり
ポイント・特典カードによって充実カードによって異なる
審査原則必要一般的にクレジットカードより利用しやすい

ただし、実際のサービス内容はカードや発行会社によって異なります。

特に海外利用時の手数料やATM利用条件は、カードごとに確認しましょう。

海外旅行でクレジットカードを使うメリット

1.ホテルやレンタカーで使いやすい

海外のホテルやレンタカーでは、宿泊料金や利用料金とは別に、保証金としてカード情報を登録することがあります。
このような場面では、クレジットカードが使いやすいケースがあります。

デビットカードでは、口座から実際にお金が引き落とされるため、ホテルやレンタカーの保証金などで利用しにくかったり、利用時に注意が必要だったりする場合があります。

2.支払いを後にまとめられる

クレジットカードは、旅行中に利用した金額を後からまとめて支払う仕組みです。
旅行中に銀行口座の残高を気にしながら利用する必要がない点はメリットです。

ただし、後払いだからこそ、旅行後に利用額が大きくなっていることがあります。

3.海外旅行向けの特典があるカードもある

クレジットカードには、カードによって海外旅行保険や空港関連サービス、ポイント還元などの特典が付いている場合があります。

海外旅行に頻繁に行く人は、カードの年会費だけでなく、こうした付帯サービスも確認するとよいでしょう。

海外旅行でクレジットカードを使うデメリット

1.使いすぎる可能性がある

クレジットカードは現金や銀行口座の残高を直接減らさずに支払えるため、旅行中に使いすぎてしまう可能性があります。
特に海外旅行では、普段より買い物や食事の回数が増えることもあります。

利用明細をこまめに確認して、支出を管理することが大切です。

2.海外利用時に手数料がかかる

海外でカードを利用すると、カード会社所定の海外事務手数料などがかかる場合があります。
手数料率や適用される為替レートはカードによって異なるため、海外旅行前に確認しておきましょう。

3.紛失・盗難時には早めの対応が必要

海外旅行中にクレジットカードを紛失した場合や盗難に遭った場合は、不正利用を防ぐため、カード会社への連絡などの対応が必要になります。

旅行前にカード会社の緊急連絡先を確認しておくと安心です。

海外旅行でデビットカードを使うメリット

1.銀行口座から直接引き落とされる

デビットカードの大きな特徴は、カードで支払うと原則として銀行口座から直接お金が引き落とされることです。
そのため、クレジットカードと比べて利用金額を管理しやすいというメリットがあります。

「海外旅行でカードを使いすぎたくない」という人にも向いています。

2.使った金額を把握しやすい

デビットカードでは、利用と銀行口座からの引き落としが近いタイミングで行われるため、旅行中の支出を管理しやすくなります。

たとえば旅行用の口座に必要な金額を入れておき、その範囲内でカードを利用するという方法もあります。

3.海外ATMで現地通貨を引き出せる場合がある

対応しているデビットカードなら、海外のATMから現地通貨を引き出せる場合があります。
海外旅行ではカード決済ができない店舗や、現金が必要な場面もあるため、ATMから現地通貨を用意できることは便利です。

ただし、海外ATM利用手数料や為替手数料などがかかる場合があるため、事前に確認しましょう。

海外旅行でデビットカードを使うデメリット

1.ホテルやレンタカーで利用できない場合がある

デビットカードは、クレジットカードと同じように利用できるとは限りません。
特にホテルのデポジットやレンタカーなどでは、クレジットカードが指定されるケースがあります。

そのため、デビットカードだけを持って海外旅行へ行くのではなく、クレジットカードも予備として用意しておくと安心です。

2.口座残高が必要

デビットカードは原則として銀行口座の残高の範囲内で利用するため、口座残高が不足すると支払いができません。
旅行前に必要な金額を口座へ入金しておく必要があります。

3.カードによって海外利用条件が異なる

デビットカードは発行会社によって、海外ショッピング、海外ATM、為替手数料などの条件が異なります。
「デビットカードなら海外でお得」と一括りにせず、具体的なカードの条件を比較することが重要です。

海外旅行のクレジットカードとデビットカードを手数料で比較

海外旅行では、カードの「年会費」だけでなく、海外で利用したときにいくらかかるのかを確認することが重要です。

主にチェックしたいのは次の項目です。

  • 海外事務手数料
  • 為替レート
  • 海外ATM利用手数料
  • ATM設置会社の手数料
  • 現地通貨への両替にかかる手数料
  • 年会費
  • ポイント還元率

たとえば、海外旅行で10万円相当の買い物をした場合、海外利用時の手数料率が異なれば、最終的な日本円の負担額も変わります。

そのため、海外旅行用カードを比較するときは、「年会費が無料かどうか」だけではなく、海外で使った場合の総コストを見ることが大切です。

海外旅行では「現金+クレジットカード+デビットカード」が便利

海外旅行では、1つの支払い方法だけに頼らないことをおすすめします。
たとえば、次のように使い分ける方法があります。

メイン:デビットカード

普段の買い物やレストランなど、通常のカード決済にデビットカードを利用します。
銀行口座から直接引き落とされるため、旅行中の支出を管理しやすくなります。

サブ:クレジットカード

ホテルやレンタカーなど、デビットカードが利用できない可能性がある場面に備えて、クレジットカードを用意します。
また、メインカードを紛失した場合の予備としても役立ちます。

予備:現金

小規模な店舗やチップなど、カードが使えない場面に備えて、ある程度の現地通貨を用意しておきます。
このように、「カードだけ」「現金だけ」に頼らないことが海外旅行では重要です。

海外旅行では外貨預金とデビットカードを組み合わせる方法もある

海外旅行の支払い方法を考えるとき、銀行の外貨預金を活用する方法もあります。
銀行によっては、外貨預金の外貨を海外でのデビットカード利用に充てられるサービスがあります。

たとえば、あらかじめ円から米ドルなどの外貨へ交換しておき、海外旅行先で対応するデビットカードを利用するという方法です。

この方法では、旅行前に為替レートを確認しながら外貨を準備できます。

ただし、外貨預金とデビットカードを組み合わせられるかどうか、利用できる通貨、適用される為替レート、手数料などは銀行によって異なります。

利用を検討する場合は、必ず各銀行の最新の条件を確認しましょう。

クレジットカードとデビットカードはどちらを選ぶ?

海外旅行では、クレジットカードとデビットカードのどちらか一方だけを選ぶよりも、それぞれの特徴を理解して使い分けることが重要です。

クレジットカードが向いている人

  • ホテルやレンタカーを利用する人
  • 海外旅行保険などの付帯サービスを重視する人
  • ポイントや特典を活用したい人
  • 支払いを後払いにしたい人
  • カードを旅行中の予備として持っておきたい人

デビットカードが向いている人

  • 海外旅行で使いすぎを防ぎたい人
  • 銀行口座の残高の範囲で支払いたい人
  • 支出を管理しながら旅行したい人
  • 海外ATMを利用したい人
  • 外貨預金と組み合わせた海外利用を検討している人

海外旅行前に確認したいカードのチェックポイント

旅行へ出発する前に、次の項目を確認しておきましょう。

海外で利用できるか

国や地域、店舗によってカードが利用できない場合があります。

海外利用時の手数料

海外ショッピングやATM利用時に、どのような手数料がかかるのか確認しましょう。

海外ATMに対応しているか

現地通貨をATMから引き出す予定がある場合は、対応ATMや利用条件を確認します。

利用限度額

クレジットカードの場合は、海外旅行中に必要な金額を考えて利用限度額を確認しておきましょう。
デビットカードの場合も、1日あたりの利用限度額などを確認しておくと安心です。

紛失・盗難時の連絡先

海外旅行中にカードを紛失した場合に備えて、カード会社や銀行の緊急連絡先を控えておきましょう。

まとめ|海外旅行ではクレジットカードとデビットカードを使い分けよう

海外旅行では、クレジットカードとデビットカードのどちらにもメリット・デメリットがあります。
クレジットカードは、ホテルやレンタカーなどで利用しやすく、海外旅行向けの付帯サービスを利用できる場合があります。

一方、デビットカードは銀行口座から直接引き落とされるため、旅行中の支出を管理しやすいことが特徴です。

どちらか一方だけを持っていくのではなく、

デビットカードを普段の支払いに使い、クレジットカードを予備やホテルなどで利用する

という使い分けもできます。

さらに、銀行によっては外貨預金とデビットカードを組み合わせて海外で利用できるサービスもあります。

海外旅行のカード選びでは、年会費だけを見るのではなく、海外利用時の為替レートや手数料、ATM利用条件、利用できるサービスまで比較することが大切です。

旅行前にそれぞれの条件を確認し、自分の旅行スタイルに合った支払い方法を準備しておきましょう。